1023  一人の夜

 熱が下がらない。すっかり寒くなったというのにずっとキャミソール一枚で眠っていたのだから当然なのかもしれないけれど。
 食後に飲んだ薬が効いてきた。睡魔が耳元で甘く囁く。一人の夜にはもう慣れただなんてただの強がりだから、私を早く明日に連れて行ってほしい。