0516  正と負の狭間

 ポジティブな私とネガティブな私がめまぐるしく入れ替わる。ポジティブな私が表に出ている時、ネガティブな私は裏で出番が来るまでひっそりと待っている。ネガティブな私に交代すると、ポジティブな私は無理やり押し込められ、心の奥の小さな部屋に閉じ込められる。
 胸の内側からドアを激しくノックする音が聞こえる。しかし叫びは届かない。表にいる私は、閉じ込められているもう一人の私を嘲笑っている。



 0527  私を呼び止める声

 過去に囚われ歩みを止めるだなんて馬鹿らしい。前だけを見て進んでいけばいい。そう思っているはずなのに。正面だけ向いて前に進んでいけばいいのに、私は今日も後ろが気になってちらちらと振り返る。