0202  強がり

 「ま、所詮そんなもんだよね」
 期待を大きく裏切られた時いつもこう思ってしまうのは私の悪い癖だ。本当はとても期待していたくせに、叶わなかったと知ると、まるで最初からわかっていたような態度をとってしまう。それはなるべく自分自身が傷付かないようにするためなのか、或いはそう思わないとやってられないのか、それは私自身にも解らないのだけれど。



 0205  ピンチはチャンス

 最大の危機に直面した。
 私はこれからどうなってしまうのかとても不安なのだけれど、すでに覚悟を決めて開き直ってる自分もいたりして、なんだか複雑な心境である。今私が出来ることを整理してみた。自分に出来ることはいくつもないのは明白。もうやれるところまでやるしかない。
 目の前には大きな壁。後戻りは不可能。私はその壁を何があっても越えなければならない状況に直面している。選択の余地はない。さあ、吉と出るか、凶と出るか。



 0218  溜息をかぞえる夜

 自分の人生なんだから、自分の選択を他人にとやかく言われる筋合いはない。けれど、やはり自分の選択が正しかったのかと揺らいでしまうのも事実で、そんな時、私はそういう自分がたまらなく嫌になる。
 これでいいんだ。そう自分に言い聞かせるだけでは不安で、誰かに、それでいいんだよ、と言ってほしくなる。



 0222  旅立ち

 悪いことをした訳ではないのに、まるで刑務所に収容されている気分だった。確かに、そこにいればちゃんとご飯が食べれるし、夜が来ればちゃんと眠れる。生活の心配はないけれど、塀の中は暗くて狭くて、自由がなかった。私は自由を手に入れたかったのだ。
 私は出所した。塀の外は青い空が広がっていて、私は自由になれたんだ、と思った。けれどご飯が食べられる保証も、夜に暖かいベッドで眠れる保証も失った。先を考えると不安になるけれど、暗い塀の中に居続けるくらいなら野宿の方がまだいいような気がした。
 今、私の目の前には、いろんな方向に伸びている道がたくさんある。それぞれの道の先に何が待っているのかは進んでみないとわからない。そよぐ風が私の背中を押す。私は未来に向かってゆっくりと歩き出した。