1231  私はこの手に何を掴んだのか

 粉雪が舞う夜空を見上げた。雪は私のまぶたに着地して水に変わる。その冷たさに私は思わず目を閉じた。閉ざされた視界の中で思い浮かぶのは満足よりも後悔の記憶ばかりで、私はどうしていつもこうなんだろうと自分を憐れんだ。ふと、昔誰かが言っていた言葉が思い浮かぶ。
「反省はするけど後悔はしない」
 そんなふうに生きていたら、きっとこの一年は失ったものよりも得たものの方が多かったのだろう。一年後の今日、笑顔で一年を振り返られるように、悔いのない毎日を重ねていきたい。