0120  二人、重なり合う時

 私は君と体を重ねることばかり考える。
 私は君に尋ねる。「今どんな心境?」
 君は答える。「緊張してる」
 私はそんな君が愛しくて、君の紅潮した頬に手を伸ばす。触れると君はびくんと体を揺らし、一呼吸して私を受け入れる覚悟を決める。

 きっと君は笑うだろう。けれど私は、君に抱かれるよりも君を抱きたいのだから仕方ない。私にこんな妄想をさせたのは君のせいだと、私は全ての責任を君に押し付ける。