1201  そうやって人生は流れて行く

 永遠のさよならって訳ではないのに、あなたが打った終止符は私にとって重く、とても寂しくて不安になりました。私はあなたに精神的な負担を随分と軽くさせてもらってたんだということに改めて気付いたんです。
 私達が出会って、同じ目的を持って活動してきたことは、今度のあなたにとってきっとプラスになるから、独りで戦うことが苦しくなったらまたいつでも顔を出してください。いつまでも、あなたは私の大切な仲間です。



 1203  やります

 やりたいこととやらなければいけないことがあって。
 やりたいことばかりをやっていたいけど、やらなければいけないことを後回しにしてやりたいことをやることは出来ないから、やらなければいけないことをやってから、やりたいことをやろうと思う。



 1205  起きられない

 朝、目が覚めて、いつもならもう家を出ているくらいの時間だった時、一瞬何がなんだか判らなくなる。寝起きの頭を覚ましつつ時計を何度も見たり、窓の外の明るさを確認したり、テレビを付けたり。そこで数秒のタイムロスが生じる。やっと自分が寝坊したこと理解して、そこから急いで準備をするのだけれど、その数秒のタイムロスを埋めることが出来なくて泣きたくなる。
 目が覚めてすぐに準備が出来れば、あと数秒早く家を出ることが出来るし、あと数秒早く電車に乗ることが出来るし、あと数秒早く会社につくことが出来るのに。



 1206  耳元で囁く声

 情熱が空回りする。気持ちだけが先行して行動が追い付かない。焦って、もっともっと空回りする。
「もっと急げ」
「そんなに急ぐな」
 二つの声が耳元で同時に聞こえる。どちらの声を聞き入れたら良いのか判らず、私は立ち止まったままでいる。



 1207  生き返った死体

「まるで死体とセックスしてたみたいだ」
 片足を肩に掛けた状態で絶頂に達し、そのまま脱力した私に向かって恋人は呟いた。力が抜けて動けない私は、恋人が肩に受けている私の片足の重みも考えられず、ただ何も言わずにそれを聞いていた。

 確かに当時の私は死んでいたのかもしれない。まだ先が見えていなくて不安でいっぱいで、目的も特になく惰性で過ごしていた毎日だった。けれどセックスをしている時、私は今求められているんだと実感することが出来たから、自分の存在を確認したくて私は何度も彼を求めた。
 それでもやっぱりセックスが終わると再び私は死体に戻った。どうにかしてそんな生活から抜け出したかった。
 今現在。
 恋人と別れたあと、それなりに目標を見つけて日々慌しく生活している私は、毎日生きているということを実感する。その代わり、セックスはなくなってしまった。それが幸なのか不幸なのかは解からないけれど。



 1208  人付き合いの苦手な私の構造

 私は厚い厚い保護膜に覆われている。その膜はちょっとやそっとじゃなかなか破れない。私に近づいてくる人は膜に弾かれなかなか中に入ってこられない。自分自身もこの膜を剥がしたいと思っているのだけれど、自分でもなかなか剥がすことが出来ない。
 けれど、この厚い膜のほんの一部は極薄になっていて、上手くそこから入って来る人がいる。そういう人は私も快く迎え入れることができる。
 
 この膜は、私が26年間ずっと纏っていたものだから、その膜を剥がすことは一生出来ないと自分でも気付いている。ただ、剥がすことは出来なくても、極薄の部分を広げることは出来るみたいなので、その一部分を大部分にするべく、少しずつ内側から削っている。



 1210  キミの匂いを今でも覚えている

 セーターを着て出掛けた。
 指先が隠れるように袖を伸ばして冷たくなった顔に手の平を当てると、セーター越しに体温が伝わってきた。セーターから漂ってきた匂いは、ほかほかと温かくてきれいな毛並みをしたキミの匂いに少し似ていた。



 1212  一秒も待ってくれない

 目覚し時計よりも先に目が覚めた。静寂に包まれた空間。私の体温によって温められたベッドの中。空気中で白く変わる息。
 時計の秒針だけは無情に進む。時間は私の手を引いて無理矢理時間の流れに乗せる。チクタクチクタク。進まないでほしいのに。まだこのままでいたいのに。



 1213  黙れ!

 放っておくと私は言い訳をしたくなるから、ただでさえ今だってものすごく言い訳をしたいくらいだから、誰か赤いバツじるしのプリントされたマスクを私に被せて黙らせてください。或いは『黙』って書いてあるとか。
 それでも、マスクなんて剥ぎ取って喋りだす勢いなんだけど。抑えて、抑えて。



 1215  昔の男

 ・別れた男と友達になろうと思っているのは、まだ未練があるからである
 ・友達になろうと思わなくなって初めてそれは実現できる。

 あなたが以前主張していたこと、それは本当だった。彼とは普通に話すことが出来た。本当に、友達みたいに。けれどもう話さなくてもいいとも思った。別に友達にもなりたくないと思った。やっぱり本当だった。



 1216  そうやって私は埋もれて行く

 自分に課したいくつもの『やるべきこと』が消化できないままどんどん溜まって行って、今やそれらは山積みになっている。ピッチを上げていかないと、このままでは私は埋もれてしまう。
 片付ける時間は、どんなに探しても、ない、ない、ない。



 1218  理想を現実にするために

 『絵に描いた餅は食えない』
 私が未実現の理想を語ると、彼女は決まって私にそう言う。

 確かにそうかもしれない。けれど、本当に食べたいと思いながら美味しそうなお餅の絵を上手く描いていれば、いずれそのお餅は食べられるようになる。そう信じて私は毎日お餅の絵を描いている。



 1219#1  鬱を楽しもう

 毎日が楽しくてどうしようもないって時は、全くと言って良いほど執筆が進まない。小説を書くことよりも楽しいことがたくさんあるからという訳でもない。なぜか発想力が鈍るのだ。
 鬱期に入ると、私はとんでもなく落ち込む。胸の中を複雑な感情が巡る。ぐるぐるぐるぐる回って、いろんな感情が生み出されて、今まで思い浮かばなかったような発想がどんどん浮かんくる。その結果、やたらと創作活動が進むことになる。
 どうせなら良い方向に考えて、筆を面白いように進ませながら鬱期を乗り越えたいと思う。



 1220  反動

 東京文芸センターで発表する小説を執筆中なのだけれど。
 結構ダークになってしまって悩み中。文章力向上委員会でちょっといい話を書き続けている反動なのか。最近ダークな発想が次々と浮かぶ。
 妙なところでバランスとってるなあと、我ながら思う。



 1221  口説き落とし作戦

 俺と付き合ってみようかなって気持ちが30%くらいはあるんだったら、その気持ちをすぐに100%にすることは99%無理だろうから、30%が50%になって、50%が80%になって。ちょっとずつ100%になっていけばいいからさ!

 自分の気持ちが一体何パーセントなんだか解らなくなってきた。そういう作戦なのか?



 1222  もっと、急がないと。

 何をしたいのか解からない。どこに向かっているのか解からない。周囲に何を求めているのか解からない。
 ゆっくり考えればいいのだろうけれど、その時間さえタイムロスな気がして、せっかちな私は結論を急ぎたがる。
 まだ答えはしばらく出そうにない。



 1223  師走

 今日は祝日だけど、そんなの関係ない。28日は日曜日だけど、そんなの関係ない。
 仕事納めまで休みなしなのですよ。最後まで走らなきゃいけないのですよ。上司様、年末ギリギリまで仕事させないでー。



 1224  クリスマスに苦しみます

 昨日は祝日だったにも関わらず、頑張って仕事をしていたユカリさん。休日出勤手当てなんて出ないのに、それはもう一生懸命働いていたのですよ。年末は忙しいね。
 休む間もなく応対し続け、その合間に書類を書き、事務処理をして、ちょっと休憩をしようと思ってコーヒーを淹れに行った午後3時。自分のデスクに戻ると、机の上にはこんなものが。


 

 なんスか、コレ。
 なにやらクリスマスの雰囲気がプンプンに漂っています。ちょっと拡大してみましょう。


 

 は? クリスマスパーティー? 二日間連続? 一体何のことだろう。見たところ、これは課長からの通知のようです。最近パソコンが面白くなったようで、この前も会社で自分の年賀状を印刷してました。この挿絵から察するに、課長に間違いありません。うちの事務所を取り仕切る上司が長期休暇を取っているため、ここ数ヶ月間は課長がうちの事務所の責任者です。このクソ忙しい時期にクリスマスパーティーするほどうちの会社は景気良くないはず。どーゆーこと?

 と こ ろ が !

 読んでみてビックリ。私の顔はきっと真っ青だったに違いない。これはクリスマスカードでもなんでもない。私を苦しめる地獄への招待状だったのです。


 クリスマスパーティー
 12月24日(水)
 12月25日(木)
 二日間連続 出血大サービス  エンドレスデー決行!

 今宵、一緒に過ごしませんか?
 仕事を終えた人は帰宅出来ます。
 素敵なクリスマスになりますように…呪


 
 (参考資料)


 キタ━━━━━━(;゚Д゚)━━━━━━!!!! 予告なしエンドレスデー。しかもクリスマスに!

 私の会社はごくたまに『エンドレスデー』という日があります。この日は、自分に課せられたその日の仕事を終えなければ帰宅できないという恐ろしい日なのです。処理しても処理しても未処理の書類が増えていくこの仕事。翌日持ち越しはナシ。帰れるのかワタシ!
 ああ神様、不憫なワタシに愛の手を! そして読者の皆様、こんなワタシに声援を!



 1225  概要

 気持ちの浮き沈みが激しい私は、自分の感情をコントロールすることが今の一番の課題だと思っています。だからその一環としてこのサイトに毎日言葉を残すのです。
 ネガティブなことを書いてても心配はいりません。ここに吐き出すから、リアルの私は元気いっぱいでいられるのです。だからバランスをとるために私は毎日更新し続けるのです。



 1226  ご機嫌斜めの眠り姫

 吐き出される白い息は君の命の鼓動を主張していて、とても小さな体で、それでもしっかりと生きているんだということを私に知らしめた。
 髪を撫でても目を覚まさない君。それなのに、私が差し出した人差し指を条件反射で握る。君は会うたびに前に見た君とは変わっていて、私の人差し指を手の平いっぱいに包んでいた去年に比べて、もっともっと大きくなっていた。そうやって成長していくんだね。



 1227  瞼の裏の雪の世界

 レストランを出たら、真っ白な粉雪がはらはらと舞っていた。朝からずいぶんと寒かったから、もしかしたらとは思っていたけれど。
 空を見上げたら、突然雪が目の中に入ってきて、私の視界を邪魔した。瞬きをしようとした瞬間、まるで顕微鏡で見るような雪の結晶が目の前に映ったように見えたのだけれど、瞼の動きは止まらず、上下から結晶を潰した。くしゃっと音がしたように聞こえた。



 1231  急がば回れ

 最近あった嫌なこと、悲しいこと。今年のうちに忘れることは無理だけれど、一年後の今頃には笑い飛ばせるようになっていたい。長いスパンで考えれば難しいことでもなんでもない。そうやって、ゆっくりでもいいから前向きに生きようと思えば比較的楽だ。
 急ぐと苦しくなって立ち止まってしまうから、のんびりと進んでいこうと思う。