1101  私がいつも迷いこんでいる世界

 自分の書く主人公はもちろん誰かが書いた物語でもそうなんだけど、私は作品の解釈が本当に自分流だと思う。ものすごく感情移入しちゃって、作者が意図していないような解釈をしているかもしれない。でも、そういう感性って、自分では大切にしたいと思ってる。
 私は自分の書く物語の中にいつも迷いこんで、抜け出せないでいるのかもしれない。



 1102  期待して、絶望して、それを繰り返して。

 必要以上に期待して、裏切られる時の絶望感といったら。

 友人は私に期待する振りをして、いずれ裏切られるだろうと覚悟していた。親は最初から私には期待なんてしていなかった。だから私も周りに期待しないように、最初から諦めて何事もスタートしていた。
 それでも心のどこかで期待を捨てきれない自分がいたから、裏切られた時は悲しかった。ある程度の予防線を張っていたといっても、悲しいものは悲しい。

 そんなことは解かっているのに、私は何の期待もせずにいることなんて出来ないから、きっとこれからも同じように傷付くんだと思う。



 1103  そして私は使い捨てられる

 過去に私と付き合った男は、今ではみんな幸せになっていて、未練がある訳でもないのに嫉妬してしまう。
 私という存在はきっと、目的地に辿り着くまでの風景みたいなものだったのだろうと、そんなくだらない想像をして落ち込む。彼らはそれなりに風景を楽しんだのだろうけれど、あくまでそれは道程であって最終地じゃない。私は目的地にはなれないのだろうかって。いつまで風景やってるのかって。

 独りでいると卑屈になるとこが数え切れないくらいある。自分でも嫌になるのだけれど、そんな自分をコントロールできない。



 1106  本音は胸の中

 君がサラッと言ったキツい一言に私は笑ったけれど、本当はとても傷付いたんだよ。
 そんなこと、君には言わないけどね。



 1107  私が探しているチーズ

 私はチーズステーションCをとっくに出て、今別のチーズステーションを探しているのだけれど、迷路はなかなか複雑で、新しいチーズステーションは簡単には見つからない。
 けれどグダグダ言っても始まらないから、壁に格言を残しながら、私のチーズを探している最中なのです。



 1108  どうしていつもこうなんだろう

 なんだかもう、私は本当にロクなことをしないなあと。私の行動が、私と関わる全ての人に悪影響しか与えないのなら、私は存在する必要がないんだなあと。
 そう思うと悲しくなったので、私が誰かに与えたかもしれない良い影響を考えてみたけれど、何も思いつかなかった。



 1109  前向きな放棄

 本当は考えたくないこと、でも考えなきゃいけないことが多すぎて、頭が痛くなる。抱えているものが重過ぎて辛いのだけれど、それでも私は息切れしながらそれらを大切に抱えている。

 けれど、なんだかそういうのって意味無いんじゃないかって思えてきて。
 もう面倒くさいから、全てを投げ出そうと思う。訳が解かんなくなって、地面に落ちたそれらを第三者的な立場で見たら、本当に大切なものが判るような気がする。突き放してみて、本当に大切なものにだけ手を差し伸べて、それを拾うことにしよう。

 私は逃げてる訳じゃない。そう言い聞かせて、明日が来るのを待つ。



 1110  熱い夜

 熱が下がらない。

 私は恋をすると微熱が続く体質らしく、恋人を想う夜なんかは特に頭がぼうっとする。しばらくはそんなこともないので油断していたけれど、もしかして私は、自分でも気付かないうちに誰かに恋をしているんじゃないだろうか。だからこんなに体が熱いのかな。
 と、そんなことを考えるくらいならさっさと寝た方がいいのに、私はまた余計なことを考えて夜更かしをしてしまう。単純に、ただの風邪なのにさ。



 1111  必要なもの、必要のないもの。

 以心伝心って、以前はすごく憧れていたのだけれど。
 世界中の誰もが、もし何も言わなくても私の気持ちを解かってくれたなら、私はこうやって自分の意志を伝えようとすることをしなかったと思う。

 私は自分の意志を主張することが出来る。自分を表現する手段がある。だから今は、伝えようとしなければ伝わらないことがとても素晴らしいことだと思える。



 1112  風邪悪化

 喉が痛くてご飯が食べられないし、肺の辺りが苦しい。
 一昨日の夜くらいからヤバい咳が出る。山田が死ぬ前にしてた咳と似てる。
 でも、今なら山田の傍に行ってもいいかなと思う。



 1113  必要なのだけれど

 それでもやっぱり。
 一生懸命伝えているのになかなか伝わらない時は、やはり以心伝心に憧れてしまう、矛盾だらけの私。
 本当に伝えたいことは伝わりにくい、そんな世の中。



 1114  蘇生法模索中

 肉体的には生きているけれど、精神的には死んでいるかもしれません。誰かさんみたいに。
 それでもなんとか生き返ろうと頑張っています。
 体の辛さよりも、仕事が上手く行かないことの方が辛い。社会人ってそんなモンです。



 1116#1  ドロップアウト

 何をやっても空回りで、私の頭の中で何かがカラカラと鳴っている。
 そのうち、私は、弾かれる。



 1116#2  私は埋もれ、消されて行く。

 私が暮らす毎日は、私の嫌いないろんなものでごった返していて、時々息苦しくなる。
 朝、家を出ると、人がぎゅうぎゅうに詰まった電車の中に荷物みたいに積み込まれ、電車を降りると、排気ガスを吐き出す車と風を遮るビルの並ぶ街に着き、会社のドアを開けると、鳴り止まない電話のベルや叱咤と言い訳に溢れた空間に閉じ込められる。
 私は、自分が嫌ういろんなものによって隠され、誰にも気付いてもらえないくらい現実に埋もれている。

 私はここにいるのに。
 この思いが誰に届くのかも解からないけれど、誰にも気付かれないかもしれないけれど、私はここで叫び続ける。



 1117  自分を信じてる

 憐れめばいい。惨めだねって笑えばいい。
 誰に何を言われても構わない。私は自分のために、自分の居場所を確保するために、ただただ必死になっているだけなんだもの。
 私は絶対に間違ってなんかいない。



 1118  いいオトナ

 私は今26才だけど、たくさん笑ってたくさん泣いて、我儘もたくさん言います。
 私が10代の頃は、20代半ばの女の人ってもっと大人だと思っていたけれど、今の私はあの頃の私とそんなに変わってません。きっと、誰もがそんなものなのかもしれないけど。



 1119  だから風邪が治らないんです

 風邪はかなり良くなりましたが、咳が止まりません。随分と長引くなあ。
 とか思ったけど、私は相も変わらず家ではノーパンのポリシーを貫いてます。
 だからなのか?



 1120  ピンチはチャンス

 一生懸命走ったのに、目の前には次々と障害物が現れて、私を邪魔した。
 一生懸命走ったけれど、結局私は時間内にゴールまで辿り着けなかった。

 この屈辱。いつもの私なら落胆したままグズグズ悩んでしまうのだけれど、今回の私は違う。すごく悔しかったから、これを今後の糧にして絶対に這い上がってみせる。そう決意して、私は顔を上げて走り出した。



 1121  自分に負けそうになる

 私は、自分が書く文章のどこを良くしたいと思っているのか解かっている。目算は限りなく明確で、課題点もはっきりしている。それをクリアするためには、たとえ誰に何を言われても、まずは自分の思うように書き続けて、ゆくゆくは周囲に評価してもらえるような文章を書けるようになりたいと思っているのだけれど。
 
 やっぱり評価してもらえないのは辛いから、自分の信念を曲げてでも、良い評価をしてもらえるような文章を書こうかと考えてしまう。そんなことをしたら、自分の目標とするものが遠くに行ってしまうのに。
 私って弱いなあと、我慢が足りないなあと、再認識する。



 1122  ロックオフ

 無防備な笑顔に心を許してどんどん自分を曝け出していく自分がいる。こんなに私を見せてしまったら後には引けないことを私は解かっているくせに、それでも私を知って欲しいからブレーキを踏まないでいる。



 1124  もっと何か言って。

 私の隙間だらけの感情を満たすには君の言葉が必要なんです。君が私に言ってくれた一言が私の心に浸透して、やがてそれは私の中でどんどん大きくなっていって、そんなことで満足してしまう簡単な女なのです。
 でも、君の言葉はあまりにも消化がいいから、すぐに私は君の次の言葉を求めてしまう、欲張りな女なのです。



 1125  吹き荒ぶ冬の風

 心を裸にして全てを曝け出したら、世間の冷たさで風邪をひいていまって、現在療養中です。でも、この風邪が治れば、私の心はもっともっと強くなっていると信じて、今は大人しく心を暖め直しています。

 きっとこんな逆境が私を強くしていくんだなあと。そう思うしかないのだと思います。



 1126  前に進む意志はあるのだけれど

 なかなか前に進まない。

 目の前が全然見えないのも、現実を見たくなくて目を瞑ってしまいがちだからなのか。それとも、涙が視界を邪魔して何も見えないだけなのか。いずれにしても、自分自身に原因があるのはよく解かっているのだけれど。

 なかなか前に進めない。



 1127  潤いが足りない

 異常に喉が渇く。コーヒーを何杯飲んでもすぐに喉がカラカラになってしまう。
 喉の渇く食べ物を食べた訳じゃない。単純に呼吸をするたびに喉を通る空気が私の水分を奪っていくだけ。空いたカップにコーヒーを注いで喉を潤そうとするのだけれど、コーヒーは一瞬だけ私の喉を潤して、またすぐに乾き始める。
 女なら、顔を洗った後に化粧水で水分補給して乳液で保湿する。だけど乳液をつけずに化粧水だけで済ませてしまったら、すぐに顔は乾燥してパリパリになってしまう。
 保湿が足りないのかな。そう思って飲み物をコーヒーから牛乳に変えると、少しだけ喉の渇きが解消されたような気がした。



 1129#1  セックスレス

 性欲がなくなると自分が女であることを忘れそうになる私は、無理やり性欲を奮い立たせようとする。セックスしている時が一番自分が女に生まれて良かったと思える瞬間だから、性欲があるということは私にとってとても重要。
 けれど、女である喜びはまだしばらくは感じられそうにない。困ったなあ。



 1129#2  馴れ合い上等

 ねえねえ、日本を股に掛けるモテビジネスマンの椿野さん。出張続きでサイトの更新もままならない君に一つ提案。せっかくそんなに全国各地を飛び回ってるんだから、ヤプースに登録して、携帯から写真付きで各地のレポートをしてほしい。そうしたら、君の行方を確認出来てこっちも安心。
 ねえ、そう思わない? 藤宮さん



 1130  天使はもういない

 黒い感情が私を飲み込もうとした。私の中に棲む悪魔を追いやってほしくて天使を呼ぶと、彼は勇ましい背中であっという間に悪魔を退治してくれた。ありがとうという私の言葉に振り返った天使の顔は、まるで悪魔みたいだった。

 天使は悪魔によって追い出されてしまった。知らないうちに、悪魔の棲み家。