0101 新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。本年もココロノコエをどうぞ宜しくお願い致します。
 このサイトを始めてもう5ヶ月も経ってしまいました。早いものですね。私が思ったこと感じたことを、ただダラダラと綴っているだけのサイトですが、こんなところでも誰かが見てくれる限り続けていくつもりです。私の自己満足に付き合ってくださるという奇特な方、ラヴユーフォーエヴァーです。
 あなたにとって、今年一年が素敵な年になることを祈って。



 0101#2 天まで届け

 実家に帰ってきました。約三か月振りに山田のお墓の前に立ちます。この場所は私にとって、この世で一番天国に近い場所です。

 キミに会いたい。キミに触れたい。きっと、世界中の誰よりも遠い遠距離恋愛。



 0102 私の取扱説明

 ・本品はこわれもののため、取り扱いには充分注意してください。傷付きやすいのです。
 ・本品はお子様の手の届くところに置いてください。子供大好き。
 ・本品は食べられます。と言うか、逆に食べられてしまうかもしれません。
 ・本品は生ものです。お早めにお召し上がりください。賞味期限が近づいております。



 0105 涙の温度

 キミに会いたくて、いつもそこで待っていてくれるキミに会いたくなってその部屋に入ると、キミはいつもと変わらない表情で私を待っていてくれます。そしていつも、キミに会えた嬉しさと、もうキミに会えない寂しさで涙が溢れてきます。その涙はこんなに寒い日でも温かくて、涙を拭っても頬から熱を発していると感じるほど熱くて、私の記憶をあの日に帰します。キミの冷たくなった体にこの熱い涙が落ちてキミの体温が蘇るのであれば、あの日私はいつまでも泣いていたのに。

 キミに会いに行くたび思います。
 いつも同じ表情じゃなくて、たまには笑ってよ。怒ってもいいよ。前みたいに私に甘えてきてよ。
 でもキミはいつ訪れても同じ表情で、同じポーズで私を迎えます。その度に私は、涙って何℃くらいあるんだろうと思うのです。



 0110 変わりたくて、変われなくて。

 私を取り巻く環境は日々めまぐるしく変化していくのに、私は相変わらずまだ何一つ捨てられずに、この場に立ち尽くしたまま動くことが出来ないのです。子供染みた観念、無意味な見栄、凝り固まった自尊心。それらを全て大切そうに抱えたまま、進むべき方向をただ眺めているだけなのです。

 今変わろうとしないで、いつ変わろうというのか。
 そう自問自答しながら、やっぱりそれらをなかなか捨てられず、踏み出す勇気も持てずに、私はこの場所に立ち尽くしたまま後ろを振り返ってばかり。どうすれば良いのか、本当は解かってるくせに。



 0116 心地良い痛み

 久しぶりに汗をかいて、爽やかな気分になりました。コーラを飲みました。汗を掻いた時、喉が乾いている時って、どうしてこんなにコーラは美味しいのだろうと思いました。一気に飲み干すと喉がシュワシュワして痛みさえ感じるのですが、それが逆に心地良かったりするのです。

 喉の奥で泡が弾けて、何かが生まれたり何かが消えたりすればいいなと思いながらコーラを飲むと、やっぱり喉はチクチクと痛くて、鼻がツンとして涙が出てきます。それを、炭酸がきつくて出た涙だと自分に言い聞かせながら、グラスにまたコーラを注ぎました。それ以上の理由はありません。多分。



 0117 雨のち晴れ

 雨の日の空はスクリーントーンを貼ったように暗くぼやけているけれど、雨の日の街は傘を差した人達が街を虹色に変えるから素敵です。モノクロの空とカラフルな地上。この、空と地上の色彩のコントラストが好き。
 空の色が戻ってくると、地上の色が減っていくのは少し寂しいけれど。



 0120 矛盾だらけの日々

 「久しぶりにトキメキたいけど、彼氏となると面倒だなあ」
 とか、
 「髪を切りたいけど、寒いからまあいいや」
 とか、
 「たまにはスポーツしたいけど、せっかくの休みだから家でゴロゴロしよう」
 とか、
 「体に害が有るのは解ってるけど、やっぱりタバコはやめられない」
 とか、
 「デジカメはいつ買おうかなあ、お金無いけど」
 とか。

 こんなパラドキシカルな毎日を、割と楽しく過ごしてる。



 0124 迷いの森

 道が無いんです。
 後ろは断崖絶壁で、少し動いただけで、弱い足場の岩片がパラパラと深い闇のブラックホールのような穴に吸い込まれて、あと一歩後退りしたら私もその闇の中に落ちてしまいます。その時点で前に進む選択肢しか残されていないのは明白なのだけれど、目前に広がるのは霧に覆われた果てしない樹海で、むやみやたらに進もうものなら、道に迷って抜け出せなくなってしまいます。

 私はどうなるのか。
 私はどうすればいいのか。

 一つだけ確かなことは、私には後が無いんです。



 0125 心の中をそのまま映して

 電車の中から眺める川の水面は太陽の光を浴びてキラキラ輝いていて、毎日通勤途中に見ている風景なのにいつ見てもとても新鮮です。その水面は鏡のように周りの景色をそのまま映しています。少し風が吹いたくらいでは水面に映った景色は滲まなくて、やっぱりその水面は鏡のように滑らかなのです。

 私も少しの向かい風くらいじゃ波が立たないような強い意志が欲しい。



 0127 セックスの時

 イクって言われるよりも出るって言われる方が何倍も興奮するのは私だけですか。



 0128 ポケットの中身

 寒さ厳しい今日この頃。コートとマフラーを身に付けて、防寒対策は万全のはずなんだけど、ここまで完璧に寒さを防いでいるのに、やっぱり寒いのです。

 毎朝駅まで自転車で行っている私にとって、手を出したまま自転車をこぐのは厳しいので、その間だけでもと思い手袋を買いました。水色のニットでアーガイル模様の。でも駅に着くと彼の役目は終わり。手袋を外して電車に乗り込み、コートのポケットに手袋を入れます。思い付いた時に思い付いた物を次々と入れてしまうのは私の悪い癖。そのポケットの中にはいろんなものが入っていて、いつもゴチャゴチャしています。本当に取り出したいものがなかなか取り出せません。きちんと整理しなきゃ。そして私の心の中も、このポケットのように要らない言葉を整理して、本当に伝えたいことをすぐに言えるようにしないといけません。



 0129 空からの眺めはどうですか。

 コタツよりも温かかったキミの体温。部屋の中は寒くてもキミが隣にいれば温かかったのに、今年の冬は去年より寒くて厭になります。だから、風邪を引いたのはキミの所為にしておきます。

 空の上にいるキミに、伝えたいことがたくさんあります。キミがいなくなってから、私の環境は大きく変わりました。あの頃の私とは少し違ってきてるかもしれないけれど、でも相変わらずキミのことを大好きな私のままです。空の上から私を見てくれてますか。ここからの声はキミに届くのでしょうか。伝えたい。伝えたいのです。

 誰か、天国まで手紙を届けてくれる郵便屋さんを知りませんか。



 0130 ミニチュアボックス

 閉じこめられているのか。閉じこもっているのか。

 考えても考えても周りの景色は変わること無く、四方は壁に囲まれています。床は冷たく天井は低い、とても狭い空間です。窓やドアも一切無く、一筋の光さえ入ってこないこの場所を案外気に入ってる自分がいます。そして私はその中で、膝を抱えたまま想いを募らせていきます。

 私は何を望んでいるのか。何を期待しているのか。この箱の中で。



 0131 オブリガート

 私の場合、音楽を聴く時は主旋律よりも副旋律に耳を傾けてしまうように、映画を見る時は主役よりも脇役に目を向けてしまいます。主人公をより際立たせるためのスパイス。そんないい味出してるサブ的な存在が、私は堪らなく好きなのです。

 自分の視点で見る人生ストーリーは私が主役な訳ですが、他人のそれに於いて、私は一体どんな脇役を演じているのだろうかと思います。例えば私と全く関わったことのない人のストーリーの中では、私の役は通行人Aとかなんだろうなあとか、私が一番仲が良いと思っている彼女のシナリオでは、私はちゃんと「親友」とされているのかなあとか、ちょっと気になってる彼のストーリーの中では、一体私はどうポジショニングされてるんだろうとか。

 他人には見せることのない台本を、私達はいつも持ち歩きながら日々を過ごしているのでしょう。だったら私はアカデミー賞を狙えるくらいの名脇役ぶりで、いろんな人の人生に介入しながら、「あの人いい味出してるね」って言われたい。